次期衆院選 新長崎の自民候補 1区下条氏、3区金子氏

 自民党は16日、次期衆院選の公認候補となる選挙区支部長について、新長崎1区(長崎市)は県議の下条博文氏(48)=長崎市区、2期目=、同3区(佐世保市など11市町)は金子原二郎元農相の長男で会社員の容三氏(40)をそれぞれ選任したと発表した。
 衆院小選挙区定数「10増10減」に伴う選任。森山裕選対委員長は取材に対し、情勢調査などを踏まえ「当選可能な人を選んだ」と説明した。
 下条氏は県庁で会見し「長崎1区での政権与党の議席を奪還する」と決意を表明。県議の辞職時期については「後援会などと協議する」とした。
 容三氏は「実績のない私にチャンスをいただけたことを重く受け止めている」とコメント。現職の死去に伴い空席の現4区で補欠選挙が実施された場合の候補予定者も兼ねる。
 支部長を巡っては県連が公募。新1区は第1候補に下条氏、第2候補に浅田眞澄美県議(56)を選出。新3区は順位を付けずに容三氏と山下博史県議(48)を選び、それぞれ党本部へ上申していた。
 浅田、山下両氏は取材に「粛々と受け止める」と答え、次期衆院選出馬について浅田氏は「考えていない」、山下氏は「支援者に相談するが、党の決定は大きい」と述べた。


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