さようなら 旧中条高校の木造校舎、6月下旬から解体工事 6月17日に回顧会と内部見学

 約70年前に建てられた新潟県胎内市東本町の旧中条高校の木造校舎が、老朽化のため6月下旬に解体工事に入る。卒業生や地域の人たちに思い出を振り返ってもらおうと、市は6月17日に回顧会を開く。建物内部を見学でき、建設当時の写真なども展示する予定だ。

 木造校舎は2階建てで、建築面積は約738平方メートル。1954年に建設され、63年に増築された。胎内市内では最も古い木造校舎になる。校舎としての役目を終えた後、90年代から2020年までは、地元公会堂や市の史跡資料室などとして利用されていた。

 回顧会は午前10時〜午後4時。予約不要。現中条高校の駐車場を一部利用できる。

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