全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は6月17日、宮城県のスポーツランドSUGOで第4戦/第5戦の公式予選が行われ、平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)が両戦ともにポールポジションを獲得。第4戦はイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)が、第5戦は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が2番手につけた。
オートポリスで今シーズンの幕を開けた2023年のスーパーフォーミュラ・ライツは今大会が2ラウンドめ。6月15〜16日に4回の専有走行が予定されていたが、6月15日午前の専有走行1回目がダンプコンディションからドライに転じたものの、午後の専有走行2回目はウエットに。6月16日は午前に強い雨が降り走行がキャンセルされたほか、時間が変更された午後も終盤まで雨が降り、ドライでの走行がわずかな時間しかないまま予選日を迎えることになった。
迎えた6月17日の第4戦/第5戦の公式予選は、爽やかな晴天に恵まれ11時から第4戦の予選がスタートしたが、各車とも3周目から4周目に一度タイムを記録。ここで一気に1分14秒680というタイムを記録したのが、週末に向けて好感触を抱いていた平良。これにオオムラ・フラガ、オートポリスで開幕3連勝を記録した木村と続いた。
11時20分からスタートした第5戦の予選でも、同様に3〜4周目にタイムが記録されていくが、まずは木村が1分14秒488を3周目に記録、さらに小出峻(HFDP WITH TODA RACING)が1分14秒897で続く。この間に食い込んで来たのが平良で、4周目に1分14秒693をマークした。
ただ平良は5周目もアタックを続けると、1分14秒418までタイムを縮め、木村からトップを奪還。そのままチェッカーを迎えることになり、平良が第4戦/第5戦ともポールポジションを獲得。平良にとってはスーパーフォーミュラ・ライツでの初ポールとなった。第5戦は木村が2番手、小出が3番手という結果に。マスタークラスは今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が両戦ともポールポジションを獲得している。
スーパーフォーミュラ・ライツ第4戦はこの後15時35分に決勝レースが行われる。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第4戦スポーツランドSUGO 公式予選結果(編集部集計)
Pos Class No Driver Car Engine Time
1 1 平良響 モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 1’14.680
2 52 I.オオムラ・フラガ FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX スピースA41 1’14.797
3 50 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 1’14.840
4 2 小出峻 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 1’15.058
5 10 堤優威 Rn-sports F320 スピースA41 1’15.170
6 51 D.ビダーレス B-MAX RACING 320 スピースA41 1’15.285
7 37 E.トゥルーリ モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 1’15.591
8 35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 1’15.632
9 36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 1’15.845
10 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 1’17.638
11 M 53 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 スピースA41 1’17.693
12 M 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スリーボンド東名TB14F3 1’18.121
天候:晴れ 路面:ドライ
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第5戦スポーツランドSUGO 公式予選結果(編集部集計)
Pos Class No Driver Car Engine Time
1 1 平良響 モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 1’14.418
2 50 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 1’14.488
3 2 小出峻 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 1’14.769
4 52 I.オオムラ・フラガ FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX スピースA41 1’14.807
5 10 堤優威 Rn-sports F320 スピースA41 1’14.876
6 37 E.トゥルーリ モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 1’14.943
7 51 D.ビダーレス B-MAX RACING 320 スピースA41 1’15.142
8 36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 1’15.381
9 35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 1’15.495
10 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 1’16.515
11 M 53 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 スピースA41 1’16.675
12 M 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スリーボンド東名TB14F3 1’17.363
天候:晴れ 路面:ドライ