東北を元気に 「絆まつり」開幕

観客の手拍子が響く中、青森ねぶたの祭りばやしやハネトの乱舞が披露された「東北絆まつり」のステージイベント=17日午後、青森市の青い海公園

 青森ねぶた祭など東北6県の代表的な夏祭りが集結する「東北絆まつり」が17日午前、青森市の青い海公園をメイン会場に2日間の日程で開幕した。まつりは、青森ねぶた運行団体囃子(はやし)方の選抜メンバーによるねぶた囃子で幕開け。航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が周辺の上空を展示飛行し、観衆の拍手を浴びた。

 開祭式では、実行委員会会長を務める西秀記・青森市長が新型コロナウイルス禍を乗り越え、東北6県の県庁所在地でまつりを開催してきたことを紹介。「絆まつりを楽しみ、東北の勇気と元気を発信していこう」と呼びかけた。

 メイン会場と周辺では、東北の各団体が、ステージ上で祭りを紹介したほか、ライブイベントも開催。市町村のPRやグルメブースも設けられ、午前中からにぎわいを見せた。

 17日夕方からは、青森ねぶたなど6県の祭りが国道4号~7号をパレード(秋田竿灯まつりは定点2カ所で演舞)。公道のパレードは4年ぶりとなる。

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