青い森信金(青森県) 3店舗を統合、38拠点体制に

 青い森信用金庫(本部青森県八戸市)は16日、同市の八戸プラザアーバンホールで通常総代会を開き、店舗統合などに伴う定款の一部変更案を承認した。9月11日に弘前市の弘前支店を「弘前営業部」、五所川原市の五所川原支店を「津軽営業部」に格上げして地区中核店舗とするほか、10月16日に3支店を出張所化、11月13日に3支店を別店舗に統合する。現在の県内41店舗(4営業部、37支店)は38店舗(6営業部、29支店、3出張所)体制となる。

 経営資源の集約により効率的な人員配置や収益体質強化を図り、高度なサービス提供につなげる。収益性や来店客数、近隣店舗の有無などを踏まえて選定した。益子政士理事長は総代会の席上、「長年の利用顧客に不便を強いることになり心苦しい選択。迷惑をおかけしますが現状に理解を」と述べた。

 青い森信金は、2008年5月に旧十和田信金と合併した旧八戸信金を存続金庫として09年11月、旧あおもり信金、旧下北信金との合併により発足した。旧4信金の本店を「営業部」としてきたが、今秋には6営業部体制となる。

 出張所化する支店は鍛冶町(八戸市)、浪岡(青森市)、板柳で、いずれもかつての旧信金ゆかりの拠点。窓口業務は残すが、融資と渉外の業務はそれぞれの母店に引き継ぐ。

 統合対象は湊高台(八戸市)、大野(青森市)、鶴田の各支店で、それぞれ白銀支店、青森営業部、津軽営業部に統合する。

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