北朝鮮の衛星へ抗議決議 石垣市議会が可決 全会一致

 【石垣】石垣市議会(我喜屋隆次議長)は16日の6月定例会本会議で「北朝鮮の弾道ミサイル技術を用いた新型ロケットによる軍事偵察衛星打ち上げに抗議する決議」を全会一致で可決した。5月の打ち上げに対する決議で、野党の砥板芳行市議が提出者となり、野党と中立の市議10人が賛同者となった。

 決議は「先島諸島が台風2号の影響で『ロケット』落下に対処できない状況下で、北朝鮮の発射は多くの人に恐怖と不安を与えた」と指摘。「北朝鮮の新型ロケット発射に厳重に抗議し、核・弾道ミサイル開発の断念を強く求める」とした。

 (照屋大哲)

© 株式会社琉球新報社