まもなく夏至 梅雨の晴れ間は熱中症に加えて真上から降り注ぐ紫外線にも十分注意

太陽 撮影=ウェザーマップ

 21日(水)は二十四節気の夏至(げし)で、太陽が一年の中で最も高い所を通るころとなる。この先、本州付近は20日(火)ごろにかけて梅雨の晴れ間となる見通し。熱中症対策に加えて、紫外線対策も万全にして過ごした方がよさそうだ。

本州は週明けにかけて梅雨の晴れ間に

 東京都心は16日(金)まで11日連続で降水を観測し、関東甲信が梅雨入りした8日(木)から梅雨空が続いていた。
 17日(土)から20日(火)ごろにかけては梅雨前線が南下し、雨の中心は南西諸島や九州南部となる見通し。本州付近は高気圧に覆われて梅雨の晴れ間になりそうだ。

 日ざしに押されて気温が上がるため、厳しい暑さが続く予想。特に18日(日)の最高気温は、前橋・熊谷(埼玉)・秩父(埼玉)で35℃と関東では猛暑日になる見通し。熱中症に厳重な警戒が必要だ。

21日(水)は二十四節気の夏至

 熱中症に加えて、梅雨の晴れ間は紫外線にも気を付ける必要がある。21日(水)は二十四節気の夏至(げし)で、太陽が一年の中で最も高い所を通るころとなる。つまり、梅雨の晴れ間は頭の真上から太陽が照り付けるため、紫外線が非常に強まりやすくなる。特に正午前後は、一日の中で最も紫外線が強まる時間帯となるため、万全な対策が必要だ。

紫外線への対策例

 具体的な対策例として、極力日陰を利用するといいだろう。また、外出する際は帽子、日傘や日焼け止めを活用したい。特に帽子は、麦わら帽子など広いつばのある物を選ぶと、目から入る紫外線を約20%減少できると言われている。
 日焼け止めは、汗をかいたり汗をタオルやハンカチで拭くことによって落ちてしまうため、落ちたと思ったときにすぐ塗り直すか、そうでなければ2~3時間おきに塗り直すといいとされている。

(気象予報士・鈴木悠)

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