陶芸やガラス 多様な手仕事を発信 倉敷で24日からクラフトフェア

「くらしきクラフトフェア」のチラシを手に来場を呼びかける岡島さん

 地元作家の作品を集めた「くらしきクラフトフェア」が24、25日、倉敷市阿知の「阿知まち広場」で初開催される。陶芸やガラス、染織といったさまざまな分野の作家がジャンルを超えて連携。倉敷で受け継がれる多様な手仕事を発信する。

 陶芸家の岡島光則さん(67)=同市=が代表となり、実行委員会を2月に結成。市内の作家らでつくる「くらしき匠の会」の会員を中心に計8人が参加する。

 フェアには実行委のメンバーら14人が出品。伝統ある天神窯や酒津焼をはじめ、倉敷緞通(だんつう)や金工のアクセサリー、テディベアなどが並ぶ。地元カフェやレストランなど5店がブースを開設し、軽食、菓子も販売する。

 実行委は、市内のものづくり作家有志が2019年まで開催していた野外展「made in Kurashiki inくらしき」の運営メンバーを中心に組織。野外展の後継としてフェアを企画した。

 岡島さんは「地元で活躍する作家を広く知ってもらえれば」と話している。

 時間は午前10時~午後5時(最終日は同4時まで)。入場無料。問い合わせは岡島さん(086―422―3873)。

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