全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦は6月17日、宮城県のスポーツランドSUGOで26周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)が、1周目にセーフティカーが入る展開のレースをしっかりとコントロール。ポール・トゥ・ウインで今季初優勝を飾った。
6月17日の午前に公式予選が行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦。迎えた決勝レースは、直前に行われたスーパーフォーミュラ第5戦の予選で起きた赤旗中断の影響で、当初予定から20分遅れとなる15時55分にフォーメーションラップが始まった。
スタートでは、5番手だった堤優威(Rn-sports F320)が遅れてしまったものの、トップ3の順位は変わらず、ポールポジションの平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)、さらにイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)と続いた。
一方、スタート直後の4コーナーでは、6番手を争っていたデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)と古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)がクラッシュ。古谷がグラベルにストップしてしまったことから、レースは1周目からセーフティカーランとなった。
レースは9周目に再開されたが、リスタートをしっかりと決めた平良は、オオムラ・フラガと木村の2番手争いが白熱する間に少しずつギャップを広げると、26周の長丁場を制し今季初優勝を自身初のポール・トゥ・ウインで飾った。
2番手争いは終盤まで白熱していくことになったが、オオムラ・フラガが木村を抑え今季初表彰台を獲得。木村は3位でしっかりとポイントを獲得した。4位は小出、5位争いはエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM’S 320)と野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC)の争いとなったが、トゥルーリがポジションを守った。マスタークラスは今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が逆転勝利を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第4戦スポーツランドSUGO 決勝結果
Pos Class No Driver Car Engine Laps Grid Qualify
1 1 平良響 モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 26 1 1’14.680
2 52 I.オオムラ・フラガ FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX スピースA41 26 2 1’14.797
3 50 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 26 3 1’14.840
4 2 小出峻 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 26 4 1’15.058
5 37 E.トゥルーリ モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 26 7 1’15.591
6 35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 26 8 1’15.632
7 10 堤優威 Rn-sports F320 スピースA41 26 5 1’15.170
8 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 26 10 1’17.638
9 M 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スリーボンド東名TB14F3 26 12 1’18.121
10 M 53 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 スピースA41 26 11 1’17.693
11 51 D.ビダーレス B-MAX RACING 320 スピースA41 26 6 1’15.285
R 36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 0 9 1’15.845
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC) 1’15.511(15/26)
ペナルティ:No.51 FIA-H項 2.10.14「SC中の出口信号無視」ドライブスルー