〈動画あり〉名立区で〝清走中〟 ゲーム感覚でごみ拾い 471キロのごみ集める 県内外から106人参加 好評受け2回目

 ゲーム感覚でごみ拾いを楽しむイベント「清走中(せいそうちゅう)」が17日、名立区名立大町の道の駅うみてらす名立で行われた。昨年9月に続き2回目のイベント。地元や長野、愛知、鹿児島などから106人が参加し、海岸に漂着したごみを拾い集めた。

昨年に続き名立区で2回目のイベント。県内外から106人が参加し、ごみ拾いやミッションなどをこなした

 「清走中」はごみの種類に応じてポイントが与えられ、時間内に集めた量を競う。ゲームを有利に進めるミッションもあり、どちらを優先してポイントを集めるか、駆け引きなども楽しめる。

ごみ拾い以外にもさまざまなミッションが。最後はペットボトルを回収し、追っ手から逃げ切る参加者もいた

 前回の好評を踏まえ、うみてらす名立を運営するゆめ企画名立と親会社のBJ(本社・長野市)が実行委員会となり、イベントを企画するGab(本社・東京都)に第2回実施を持ち掛けた。スタッフは社員のほか、名立区の事業所や上越市も協力し、市の電気自動車も電源として活用した。
 ごみ拾いはうみてらす名立近隣の海岸で行い、途中で名立区や環境問題に関するクイズ、ごみと一緒に写真を撮るなどのミッションも出された。ごみ拾いを終えた参加者は、犯罪組織「PIST」がいる芝生エリアでのペットボトル回収に挑戦。追っ手から逃げながら、ごみ箱へと投げ入れた。
 家族3人で参加した小出竜芽君(高田西小6年)は「初めて名立でごみを拾ったけれど、思っていた以上に多かった。終わってすっきりしたけれど、またごみがたまったらきれいにしていきたい」と話した。
 同日集まったごみは471キロで、過去最多だった前回を上回った。実行委員長の細谷貴雄さん(49、ゆめ企画名立社長)は「イベントを通じて上越の海をきれいにし、より多くの人に訪れてほしい」と願った。
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