最後の一滴などでアレンジ ブラック焼きそば海洋高バージョン 能水商店で18日まで販売

 県立海洋高(中田匠校長)の部活動・食品研究部は、ご当地グルメ「ブラック焼きそば」の同校バージョンを開発した。お披露目を兼ねた販売を17、18の両日、糸魚川市能生小泊の同校アンテナショップ能水商店(道の駅マリンドリーム能生内)で行っている。価格は税込み600円。時間は午前10時30分から午後3時まで。

鮭魚醤「最後の一滴」などで、ご当地グルメをアレンジ。糸魚川産「鮭節」をトッピングするなど、地元の味覚をふんだんに盛り込んでいる

 同校発の鮭魚醤(さけぎょしょう)「最後の一滴」を生かした新メニューを検討する中で、糸魚川名物として人気のブラック焼きそばにアレンジを加えて出すことに決め、4月から開発に着手。試作を繰り返し、「糸魚川うまいもん会」の認定を得た上で発売に至った。
 同校バージョンには「最後の一滴」の他、糸魚川産「鮭節」(さけぶし)やスルメイカといった地元の味覚をふんだんに盛り込んでいる。「最後の一滴」は野菜に下味をつけるのに使い、ブラック焼きそばの主役であるイカスミソースとの味のバランスに配慮。それぞれのうまみが引き立つように仕上げている。

能水商店脇にテントを設け、お披露目を兼ねて販売。幅広い世代の関心を集めている(17日)

 当面はイベント出店などを通じて販売していく考え。開発に携わった大野晄聖君(1年)は「糸魚川を盛り上げる一つのきっかけにしていきたい。おいしく食べてもらえたらうれしい」と話した。

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