スーダン首都空爆、17人死亡 子どもや女性も、住宅破壊

 【カイロ共同】アフリカ北東部スーダンで続く軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘で、保健省は17日、首都ハルツーム南部で空爆があり子ども5人や女性、高齢者を含む17人が死亡したと明らかにした。多くの住宅が破壊されたという。

 AP通信によると、空爆を受けた地域には軍が管理する関連施設がある。一方、RSFは声明を出し、空爆は軍が実施したと主張した。

 戦闘は4月15日に始まり、米国とサウジアラビアが仲介した停戦が今月11日に終了した後、首都近郊で衝突が激化している。過去に紛争が続いた西部ダルフール地方でも多数の死者が出ていると伝えられている。

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