茨城県茨城町中石崎の涸沼自然公園で17日、「ひぬまあじさいまつり」が始まった。青や紫、白など鮮やかなアジサイ約30種1万株が咲き誇り、来園者の目を楽しませている。7月17日まで。
同園管理事務所によると、この日は五～八分咲き。例年よりも1週間から10日ほど早い開花で、今月下旬には見頃を迎えるという。7月2日には町特産品や飲食店、クラフトショップなどが出店する「ふれあいマーケット」も開かれる。
園内には徐々に色合いを変化させる「西安(シーアン)」や八重咲きの白色の花が特徴の「すみだの花火」など多彩なアジサイが散策する人たちを引きつけている。高低差のある斜面に数種類のアジサイが咲く「アジサイの谷」は、色づくアジサイに囲まれた写真スポットになっている。
熱心にアジサイが咲いた園内の風景を写生していた茨城県那珂市額田の自営業、大山定信さん(74)は「種類ごとにそれぞれの良さがあった。まだ咲き始めなので見頃が楽しみ」と期待を膨らませていた。
