茨城・桜川 麦の穂、黄金色

夕日に染まる麦畑=桜川市加茂部

茨城県桜川市加茂部の麦畑が収穫を前に、黄金色に彩られる「麦秋」の風景を見せている。夕日に照らされた麦の穂は、赤みを帯びながら、周辺の緑と対比をなしている。

同所は、山あいの斜面にだんだんと小麦畑が広がる地域。昨年秋ごろにまかれた麦は、冬を越え、春になると穂を出し、花を咲かす。麦の粒の水分が減り、ピンと伸びた穂が傾いてくると収穫の合図だ。

今週は雨が続いていたが、16日からの晴天で成熟が進んだという。生産者の男性は、「雨が続いて、どうしようかと思っていたが、ようやく晴れてくれた」と梅雨の晴れ間を喜び、収穫に取り組んだ。

© 株式会社茨城新聞社