全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5戦は6月18日、宮城県のスポーツランドSUGOで19周の決勝レースが行われ、平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)が木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)とのマッチレース、終盤のセーフティカーランを乗り越え優勝。第4戦に続く今季2勝目を飾った。
前日行われた第4戦に続き、第5戦の決勝日となった6月18日のSUGOは晴天のもと、朝から気温28度とうだるような暑さとなった。迎えたスタートでは、ポールポジションスタートの平良響(モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC)、2番手スタートの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、さらに3番手スタートの小出峻(HFDP WITH TODA RACING)ともに順調なスタートを切り、トップ3はそのままの順位で1コーナーに入っていく。
一方、スタートでわずかに遅れてしまったのは4番手のイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)と5番手の堤優威(Rn-sports F320)。6番手〜7番手につけていたエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM’S 320)とデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)がこの2台をかわし、4番手を争っていった。
トップの平良と2番手の木村はレース中盤に至るまでマッチレースを展開していったが、9周目にマスタークラスの3番手につけていた畑享志(A-NeKT with B-MAX 320)がSPコーナーでコースアウト。畑車のフロントウイングがコース上に落下してしまいセーフティカーランとなる。
これで一気に各車のギャップが接近することになったが、平良はしっかりと14周目のリスタートを決めると、木村を0.764秒差で下し、第4戦に続く連勝を飾った。3位は中盤単独走行となっていた小出で、第2戦以来の表彰台となった。
セーフティカーのリスタートで、4番手のトゥルーリ以下の集団は激しいバトルとなっていったが、トゥルーリが最後までポジションを守ることに。5位はビダーレス、6位はオオムラ・フラガとなった。マスタークラスは2周目の1コーナーでトップに立った今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が第4戦に続く優勝を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第5戦スポーツランドSUGO 決勝結果
Pos Class No Driver Car Engine Laps Grid Qualify
1
1 平良響 モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 19 1 1’14.418
2
50 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 19 2 1’14.488
3
2 小出峻 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 19 3 1’14.769
4
37 E.トゥルーリ モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 19 6 1’14.943
5
51 D.ビダーレス B-MAX RACING 320 スピースA41 19 7 1’15.142
6
52 I.オオムラ・フラガ FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX スピースA41 19 4 1’14.807
7
10 堤優威 Rn-sports F320 スピースA41 19 5 1’14.876
8
36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 19 12 1’15.381
9
35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC トムスTAZ31 19 8 1’15.495
10 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 19 9 1’16.515
11 M 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スリーボンド東名TB14F3 19 11 1’17.363
R M 53 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 スピースA41 9 10 1’16.675
天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 1’15.762 3/19