首相は解散の言葉口にせず 木原氏「内心分からない」

木原誠二官房副長官

 木原誠二官房副長官は18日のフジテレビ番組で、岸田文雄首相が21日に会期末を迎える今国会中の衆院解散を見送った判断に関し「首相の口から『解散する』との言葉は一度も出たことがなかった」と振り返った。同時に「解散権は首相の専権事項だ。首相の内心そのものは正直分からない。われわれは仕事をしていくとの言葉しか聞いていなかった」と付言した。木原氏は首相側近の一人として知られる。

 今後の解散時期については、国際情勢や子育て支援、防衛力強化といった政策課題を列挙し「少しでも前に進めると国民に約束している。その中で首相が判断するのではないか」と指摘した。

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