養老渓谷の散策楽しんで 面白峡遊歩道を延伸、新ルート誕生 千葉・大多喜町

養老渓谷の養老川沿いに延伸整備された面白峡遊歩道=大多喜町

 自然あふれる養老渓谷を流れる養老川沿いに設けられた「面白峡遊歩道」(千葉県大多喜町)の延伸工事が終わり、新しい渓谷散策ルートが整備された。

 遊歩道は、水月寺裏手の道を通って川に降りた地点から下流の岩井原出入り口まで続く約1キロ。これまでは千葉県が整備した100メートルほどで折り返しになっていたが、2021年2月から町がふるさと納税を活用して延伸工事をしていた。総事業費約1億2千万円。

 上流の粟又の滝から約2.5キロ続く滝めぐり遊歩道とつながっていて、蛇行する川の両岸に現れる小さな滝や野鳥などが見られる。町商工観光課は「養老渓谷の奥深くを通っており、野鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながら心地よく散策できる」としている。

 詳細は同課(電話)0470(82)2176。

© 株式会社千葉日報社