【深ヨミ】Sexy Zone『Chapter II』の初週地域別販売動向を過去作と比較調査

2023年6月14日公開のBillboard Japan週間アルバム・セールス・チャート“Top Album Sales”で、Sexy Zone『Chapter II』が153,896枚を売り上げて首位を獲得した(集計期間:2023年6月5日~6月11日)。

6月7日にリリースされた『Chapter II』はSexy Zoneの約1年ぶりとなる9thオリジナルアルバムで、シングルの「Cream」、「Trust Me, Trust You.」を含む全14曲が収録されている。

本作は初週で153,896枚を売り上げ、オリジナルアルバムとしては2022年リリースの『ザ・ハイライト』(初週売上144,801枚)、2020年リリースの『POP × STEP!?』(初週売上134,592枚)を上回る数字を記録した。本記事では『Chapter II』の販売動向の特徴を、過去作と比較し調査してみたい。

ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し、Sexy Zoneのアルバム直近3作の販売動向を調査した。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/126601/2)は『POP × STEP!?』、『ザ・ハイライト』、そして『Chapter II』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。

グラフを見てみると、『Chapter II』はその前の2作とかなり近い販売比率となっていることがわかる。関東地方の数値は3作共通して40%以上(『POP × STEP!?』は41%、『ザ・ハイライト』は43.1%、『Chapter II』45.8%)を記録していて、その数字も作品を追うごとに伸びている。

また、北海道でも『POP × STEP!?』5.1%→『ザ・ハイライト』6.2%→『Chapter II』6.6%と引き続き数字が伸び続けている。比較対象を『Chapter II』と『ザ・ハイライト』の2作に絞ると、関東と北海道以外のほとんどの地方における差異は±1%未満で、今作でも安定的な人気を保持できていることがうかがえる結果となっている。

初週の販売動向に関して言えば、過去2作と比較して増加はしているものの、大きな変化は見られなかった『Chapter II』。”Sexy Zone第二章”という意味も込められた本作の内容が、8月まで続く全国アリーナツアー【Sexy Zone Live Tour 2023 Chapter II】などを通して広まっていくにつれて、どのようなチャートアクションを見せていくのか注目したい。

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