田口智久監督作品に長編特別賞 仏アヌシーのアニメ映画祭

 【パリ共同】フランス東部アヌシーで17日まで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭で、日本の田口智久監督の「夏へのトンネル、さよならの出口」が長編部門の特別賞、ポール・グリモー賞を受賞した。

 同作品は、欲しいものが手に入るという不思議なトンネルに足を踏み入れた高校生男女のひと夏の物語。日本では昨年9月に公開された。現地を訪れていた田口監督は受賞後、ツイッターで「本当に光栄です」と喜び、関係者に謝意を伝えた。

 アヌシー映画祭はアニメーション映画祭として世界最大規模。ポール・グリモー賞は、フランスの著名アニメ映画監督の名を冠した特別賞で「審査員特別表彰」を改める形で今回新設された。

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