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2023年明治杯全日本選抜選手権・最終日は6月18日、東京・東京体育館で非オリンピック階級の男子2階級が行われ、フリースタイル61kg級は４月のJOCジュニアオリンピックを制した坂本輪（東京・自由ヶ丘学園高）が社会人と大学選手４人を連破して優勝した。
この大会の男子で高校生が優勝するのは、2019年フリースタイル79kg級の髙橋夢大（京都・網野高＝現日体大）以来、2人目。年齢では高橋の「17歳6ヶ月」に続く「17歳8ヶ月」で、史上2位の若きチャンピオンの誕生となった。
▲大会史上2人目の男子高校生の優勝を達成した坂本輪（東京・自由ヶ丘学園高）
グレコローマン72kg級は、昨年の全日本学生選手権3位の原田真吾（ソネット＝当時育英大）が、決勝で学生王者の春日井湧雅（日体クラブ）を破り、初の全日本レベルでの優勝を遂げた。
各階級の成績は下記の通り。（撮影＝矢吹建夫）
▲神奈川・釜利谷高時代は国体5位が最高で、インターハイ不出場の原田真吾（育英大）。学生二冠王者を破って栄冠を獲得した
男子フリースタイル 男子グレコローマン
男子グレコローマン
【72kg級】＝11選手エントリー
▼決勝
原田真吾（ソネット）○［Ｔフォール、2:00=8-0］●春日井湧雅（日体クラブ）
▼3位決定戦
菊田創（青山学院大）○［Ｔフォール、0:55=11-0］●寺田靖也（明大クラブ）
井上智裕（FUJIOH）○［5-1］●山本貴裕（豊浦グラブ）
▼敗者復活戦
山本貴裕（豊浦グラブ）○［8-5］●本名一晟（育英大）
▼準決勝
春日井湧雅（日体クラブ）○［10-6］●菊田創（青山学院大）
原田真吾（ソネット）○［5-3］●井上智裕（FUJIOH）
▼2回戦
春日井湧雅（日体クラブ）○［Ｔフォール、2:00=8-0］●寺田靖也（明大クラブ）
菊田創（青山学院大）○［フォール、2:08=5-3］●小林大悟（警視庁警察学校）
井上智裕（FUJIOH）○［5-1］●小笠原弥真人（自衛隊）
原田真吾（ソネット）○［6-0］●本名一晟（育英大）
▼1回戦
寺田靖也（明大クラブ）○［Ｔフォール、2:32=11-0］●角出直生（東洋大）
小笠原弥真人（自衛隊）○［Ｔフォール、0:32=8-0］●鹿糠鉄斗（育英大）
原田真吾（ソネット）○［Ｔフォール、1:49=10-0］●山本貴裕（豊浦グラブ）
男子フリースタイル
【61kg級】＝16選手エントリー
▼決勝
坂本輪（東京・自由ヶ丘学園高）○［6-2］●藤田颯（早大）
▼3位決定戦
森田魁人（山梨学院大）○［7-2］●吉村拓海（自衛隊）
井出光星（自衛隊）○［5-2］●佐々木風雅（日大）
▼敗者復活戦
吉村拓海（自衛隊）○［3-1］●弓矢暖人（日体大）
▼準決勝
坂本輪（東京・自由ヶ丘学園高）○［9-4］●森田魁人（山梨学院大）
藤田颯（早大）○［Ｔフォール、3:19=14-4］●佐々木風雅（日大）
▼２回戦
森田魁人（山梨学院大）○［2-2］●小川航大（自衛隊）
坂本輪（東京・自由ヶ丘学園高）○［8-6］●弓矢暖人（日体大）
佐々木風雅（日大）○［フォール、5:59=6-2］●野坂晃誠（専大）
藤田颯（早大）○［Ｔフォール、1:16=10-0］●井出光星（自衛隊）
▼１回戦
森田魁人（山梨学院大）○［Ｔフォール、3:37=11-0］●加藤敦史（国士舘大）
坂本輪（東京・自由ヶ丘学園高）○［5-4］●吉村拓海（自衛隊）
弓矢暖人（日体大）○［9-0］●古瀬稜（専大）
佐々木風雅（日大）○［Ｔフォール、5:00=14-4］●金子功誠（WRESTLE-WIN）
野坂晃誠（専大）○［Ｔフォール、3:30=10-0］●山口太一（早大）
井出光星（自衛隊）○［3-2］●深澤颯太（山梨学院大）
《棄権》清水目光生（周南公立大）、小石原央義（周南公立大）
