旅人へひとこと

神奈川県横浜市にある老舗町中華で過ごしたランチタイムをご共有します！

神奈川県 横浜市 川井宿町 ──

横浜駅から相鉄線に乗り、下車したのはこちらの『鶴ヶ峰駅』。ここからさらにバスに揺られること約10分ほどで『川井宿（かわいしゅく）』というバス停に到着します。そこから徒歩1分 ──

横浜駅から30分強かけてやってきたのが、こちら。

老舗の町中華『豊閣』さんです！

『豊閣』さんは、創業50年以上の歴史を持つ老舗の中華料理店。人気番組「マツコの知らない世界（2022年）」や「町中華で飲ろうぜ（2019年）」などのテレビ番組にも登場しています。

お昼12時を過ぎると続々とお客さんがやってきました。入店するなりメニュー表を見ずにオーダーされている方もちらほら。常連さんは多そうな......アットホームな雰囲気ですし、きっと地元の方に愛されているんですね。

老舗町中華ならではの表情が垣間見える店内

店内はいかにも町中華と言うべき表情。壁に貼られている手書きのメニュー札だったり、漫画が置いてあったりするのは、個人的にジワるポイントです。そして、創業当時から飾られているというこの白い壁掛けメニュー。フォントの“味わい”、なんだか沁みますねぇ。

ちなみに、お店の外にある、料理の模型が飾られているショウケースは40年物なんだとか。お店の皆さんと共に長きに渡ってお客さんを向かい入れ、そして、送り出してきたのだと思うと、なんとも考え深いものがあります。同時に、リスペクトの念も。

五目チャーハン

お目当ては、この目玉焼きが乗った一皿。スープと漬物が付いてきます。

ちなみに......こちらのチャーハン、調理する際には中華鍋は振らず、鉄製のお玉＆ヘラを駆使して作られるのだとか。シャカシャカ！ガッガガッ！と厨房から手際の良さそうな音が聞こえ、あっという間にサーブされてきたこの一品の味わいが気になっていました。

半熟の目玉焼きを乗せたりするなんて、ちょっとした目立ちたがり屋なのかと思いきや、実はなかなかの優等生。チャーハンとしてのおいしさを実直に表現されているように思いました！

「中華鍋は振らない」ということで、味のムラや火入れの加減など、その仕上がりが実は結構気になっていた訳なのですが、これがまったくの杞憂に終わります。

ホロッと解けるライス。パラッとしつつ、ほんのり纏うしっとり感。旨味コーティングされたそれの、口当たりは良好です。塩味には角が無く良い塩梅！

そんなライスに紛れていた具材は、叉焼やナルト、ネギ。さらに、頭頂部の目玉焼きとは別に卵も絡んでいます。赤・黄・緑の彩りは目でも楽しめますよね！

さらに目玉焼きに隠れるように、3尾の海老が埋もれていました。プリッと食感の海老は、もちろんアクセント役として充分な役回りを。

ただ、それに負けず劣らずネギのシャキシャキとした食感が心地良く、且つ、噛んでいると滲んでくる豊かな甘味があと引く仕掛けに。もしかしたら地味かもしれないこのパフォーマンスが、素直なおいしさに繋がっているように感じた次第です。

気づけば、ガツッ、ガツガツッ！と、ライスを掻きこんでしまう自分がいました。

途中で「餃子」を追加オーダー

糖分を気にしてやめておいたのですが......結局、我慢できずにオーダーする展開（笑）

こんがり狐色の焼き目、その均一さがまずなにより秀逸です。そして、焼き目とそれ以外の部分との食感のコントラストはバッチリ。また、粒度細やかな餡は、口あたりも滑らかに。たっぷりのキャベツに紛れて、ニンニクがガツン！と効いています。

こちらも、ぜひお試しあれ。

町中華での癒されタイムに感謝して──

ほっこりあったかい店内に身を置き、チャーハンや餃子を無心で頬張る時間のなんと心地良きことよ。今回オジャマした『豊閣』さんは、個人的になかなか足を運ばないエリアに構えているお店でしたが、わざわざオジャマして良かった、と。イイ食後感です。

改めまして、ごちそうさまでした！

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豊閣

〒241-0804 神奈川県横浜市旭区川井宿町１１−１

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＊この記事は2023年5月時点の情報を基に作成しています。

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ライター：ヤマネコ