小林靖男さん死去 茨城の旧藤代町長、県議 87歳

小林靖男さん

茨城県の旧藤代町(現取手市)の町長や県議を務めた小林靖男(こばやし・やすお)さんが16日、死去した。87歳。自宅は取手市新川211。通夜は23日午後6時から、告別式は24日午前10時から、取手市市之代のやすらぎ苑で執り行う。喪主は長男の剛(たけし)さん。

小林さんは1993年6月20日から2005年6月20日まで、同町長を3期務めた。在任中、平成の大合併で旧取手市と「対等合併・編入方式」で合併を成し遂げた。

合併後は新市の副市長に就任。その後、06年12月の県議選に出馬し次点となったが07年、欠員補充で繰り上げ当選し、県議1期を務めた。

町長就任前には農業協同組合において要職を務め、1989年のJA茨城みなみの合併にも尽力。長く藤代町、取手市、県政と、地域の発展に貢献した。15年には旭日小綬賞を受けた。

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