「予選を通れば、こっちのもの」勝みなみは60台そろえた週末を自信に

勝みなみは週末に加速。ミック・シーボーンさんとのコンビも良い感じだ(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 最終日(18日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

13位スタートの勝みなみは「69」で回り、通算12アンダー17位でフィニッシュ。「絶対にトップ10、できればトップ5に入る気持ちでやっていたんですけど、(フィーリングとして)あともうちょっとでした」と悔しがった。

出だし1番でバーディを決め、4番(パー5)でもスコアを伸ばしたが、そこからチャンスを決めきれない展開が続いた。「(切り返しの)タイミングが早くなった」という後半は右に出るショットに苦戦。ピンチの場面では微妙な距離のパーパットを外さずノーボギーで乗り切り、「ボギーは打たないけど、バーディがたくさん獲れない。よく分かんない一日でした」と笑う。

今季3度目のトップ20入り(撮影/亀山泰宏)

1年目の米ツアーは出場9試合で予選落ちが4試合を数える一方、トップ20入りもこれが3試合目。4日間トータルでスコアをまとめる力は示している。今週も3日目にベストスコア「65」で躍進し、最終日も60台を続けた。

「自分でも何が違うのか分からないけど、(特に最終日は)いい緊張感を持ちながら自分を高められる。予選を通ったらこっちのもんだなって、ホントに思いますね」と冗談めかすが、昨季第4ラウンドの平均スコアで日本ツアー1位の「68.5962」を記録した週末の強さは健在ということ。それだけに「どうしても予選は通りたいって気持ちが、強く出ちゃっているような気がする。もう少し攻めの気持ちを出してもいいのかなって感じました」。改めて、前半36ホールの戦い方に思考を巡らせる。

楽しみながらルーキーシーズンを戦う(撮影/亀山泰宏)

次週のメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」(ニュージャージー州バルタスロールGC)も、まずは第一関門を突破できるか。「最初のメジャー(シェブロン選手権)は予選落ちで悔しい結果に終わってしまった。予選通過をして4日間戦うこと、上位で戦うことを目標に頑張りたい」と力を込めた。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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