小銃発射、候補生実家へ隊員次々 制服姿、手にカメラや段ボール

自衛官候補生の実家から押収物を車に積み込む陸自中部方面警務隊ら=19日午前、岐阜県内

 陸上自衛隊射撃場での小銃発射事件の全容解明に向け、中部方面警務隊は19日、岐阜県内にある自衛官候補生の男(18)=殺人容疑で送検=の実家を家宅捜索した。スーツや制服姿の隊員約10人がカメラや空の段ボール箱を手に次々と中に入り、関連資料を押収した。

 家宅捜索が始まったのは午前7時40分ごろ。同6時半ごろに到着したが家人が不在だったため、約1時間にわたり待機。男の家族とみられる男女3人が帰宅し、直後に招き入れられた。

 男は4月に第35普通科連隊新隊員教育隊に入隊。それまでは実家で生活していたとみられる。関係者によると、小学生時代から自衛官への憧れを口にしていたという。

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