県職員採用試験に259人 募集定員減、前年より狭き門に

試験問題と解答用紙が配られ、試験開始を待つ受験者=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 佐賀県職員採用試験(大卒程度)の1次試験と2次試験の一部が18日、佐賀市の佐賀大本庄キャンパスであった。受験者数は前年より48人少ない259人で、平均倍率は4.2倍となった。募集定員が20人ほど減ったため、前年の3.7倍より狭き門となった。受験者は、緊張の面持ちで筆記試験に臨んだ。

 募集定員は「行政」や「教育行政」など12職種61人で、応募者が多い「行政」は前年より35人少ない150人が受験し、「教育行政」は前年より1人少ない30人が挑んだ。マスク着用が個人判断となり、4年ぶりに新型コロナ前の受験会場の姿にほぼ戻った。

 午前に教養試験、午後に専門試験や論文試験があり、教養では社会科学や文章理解、現代の社会に関する問題などが出題された。1次試験の合格者発表は6月28日を予定。2次試験は7月13~22日に実施し、最終合格者は8月上旬に発表する。(川﨑久美子)

© 株式会社佐賀新聞社