学生が次世代の就活服を考案、実践女子大学で「#きがえよう就活」プロジェクト連携授業

2023年5月31日より、実践女子大学は「#きがえよう就活」プロジェクトと連携した授業を開始した。テーマは「就活時の服装の未来」。就活生が抱える服装の悩み解決に取り組むプロジェクトで、運営する紳士服大手の青山商事株式会社が大学と産学連携授業を行うのは今回が初めてとなる。

青山商事の「#きがえよう就活」プロジェクトは、就活時の服装の選択肢を増やしていくことで「これ“が”いい」と安心して選ぶことができ、服装に迷わない就職活動ができる環境づくりを目指して2022年3月に活動を開始した。現役の大学生や様々な業界のビジネスパーソンがメンバーとして活動に参加しており、プロジェクトに共感した賛同企業も現在25社・団体にのぼる。

実践女子大学との連携授業は「就活時の服装の未来」をテーマに、人間社会学部人間社会学科の科目「演習ⅡA」で7回にわたって実施する。2年生26名が6チームに分かれ、就活スタイルの歴史や現状、就活時の服装指定を企業へインタビューするなどの調査の他、チーム内で議論を重ね、具体策と資料を作成する。7月12日(水)には最終報告会を開催する予定で、青山商事社員が審査に参加して各チームの研究成果を披露する。

実践女子大学は、探求活動を通じて自ら問題を発見し解決する能力を養うため、さまざまな企業と連携した授業を展開している。授業を担当する広井多鶴子教授は「以前より学生の就活時の服装が黒のスーツに画一化されていることに違和感を覚えている。今回の産学連携授業を通して、社会はもっと多様で懐が深いということ、自由に考えることの大切さを学生に実感してもらいたい」とコメントしている。

参考:【大学プレスセンター】実践女子大学×青山商事株式会社「#きがえよう就活」プロジェクトと共創し''就活生の服装の未来''を提案!産学連携授業を5月31日(水)スタートへ

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