辺野古浜テントの座り込み7000日 200人超集会、ウクライナ難民も参加 新基地阻止へ気持ち新た

 【名護】米軍普天間飛行場の移設に伴う、名護市辺野古の新基地建設のボーリング調査着手を阻止しようと2004年4月19日から始まった辺野古浜テントの座り込みが18日、7000日を迎えた。同日、ヘリ基地反対協議会は現在テントを設置している辺野古漁港横の護岸で集会を開いた。246人が参加し、新基地建設を阻止するために団結した。

 ヘリ基地反対協議会の仲村善幸共同代表は主催者あいさつで「たくさんの人が尽力してこの闘いが続けてこられた。この闘いを全沖縄、全日本に広げよう」と述べた。地元住民を代表して渡具知智佳子さん(61)は「座り込みが始まったときに生まれた娘は21歳になった。皆さんの気持ちが一つである限り、基地は未来永劫(えいごう)建設できない」と呼び掛けた。

 集会にはウクライナから石川県に難民として避難してきたセルゲイ・トリリスさん(50)も参加した。「ウクライナは長い間、ロシアとコミュニケーションを取ってきたが失敗した。それでも、戦争や紛争を起こさないためには話し合うこと重要だ」と述べた。(名嘉一心)

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