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2023年6月17日に公開された動画ではゲストに自民党衆院議員の細野豪志氏をお招きし、松原仁氏の離党やスキャンダルの乗り越え方について語っていただきました。
国会議員を続けたい政治家がスキャンダルを乗り越える方法とは?
【このトピックのポイント】
・松原氏の立憲民主党離党について細野氏「しょうがないこと」
・政党の移籍の可否を判断するのは有権者
・スキャンダルを乗り越えるには自分を責め過ぎないこと
細野氏のプロフィールは以下の通りです。
2000年の衆院選以降、負けなしで8回連続当選を重ねてきた細野氏。ただ、それぞれの選挙はそれぞれに大変だったようで、特に無所属での出馬は苦労が多かったようです。「結果としてこうやって送っていただいて、ありがたいですね」とコメントしました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして細野氏に回答していただきました。
松原仁さんの離党 どう思う?
細野氏と松原氏は同期当選で、20年以上の交流があるとのことです。民主党時代は同僚だった松原氏について、細野氏は「同期の中で一番自民党的だった」とコメント。離党については「仁さんの今回の判断はしょうがないと思います」と評価しました。
細野氏「色々お考えになった中で決めたことでしょうから(中略)自分の信じる道を進んだらいいのではと思います」
また、政党を移ることについて細野氏は「政党は政策を実現する手段だから、そこが合わなくなったら勇気を持って出るしかない」とコメント。「それを裏切りという人もいるけど、最後に判断するのは有権者だから」と続けました。
気になるのは松原氏の今後。自民党が移籍先候補となりますが、自民党はすでに新東京26区の支部長を決定しているため、松原氏の離党理由からすると移籍先としてはやや不適当。
無所属か日本維新の会が有力候補となりそうです。
細野氏は希望の党結党の時のことを振り返り、松原氏が保守政党を目指している可能性に言及。ただ、具体的な政党については明言を避けました。
立憲民主党をはじめとする野党の状況について、安全保障の分野で自民党とギャップが生まれており、野党はついてこれていないと細野氏。「今の時点で言うと安定して国を運営するには自民党が頑張るしかない」とコメントしました。
野党第一党争いが注目を集めるなか、細野氏も重要だと感じているとのこと。「今は議席上は立憲民主党なんですね。次どこにその軸が行くかっていうのは注目点だと思います」とコメントしました。
スキャンダルの乗り越え方教えて?
MC乙武「これは先輩の教えを乞いたいなと」
細野氏「私先輩でしたっけ?」
スキャンダル発覚後も国会議員を続けることを決意した細野氏。その後は覚悟を決めて国会に出席し、写真を撮られようと批判を受けようと政策の議論に加わりました。
細野氏「まずはそれがベースだったかな。現職のしんどさでもあるけど責任でもあるから、そこは妥協しなかった」
もう1つ重要なポイントとして細野氏が挙げたのは、自分を責め過ぎないこと。政治家として謝罪すべき部分と、自分や家族の問題をきちんと線引きすることが自分のメンタルを守ることになるとのことです。
細野氏のもとに相談に来る人には上記のことを伝えているそうです。
細野氏自身はスキャンダルによって政治の世界から去っていく人がいることを「辛い」と感じており、「色んな不幸な人を見てきたから(中略)幸せに生きて欲しいなっていう風に思ってるんですよね」としみじみ語りました。
スキャンダル発覚当時、週刊誌でもネットでもかなり叩かれた細野氏。他の議員の反応について問うと、やじられるようなことはなく、むしろ暖かい言葉や気遣いの言葉をかけられることも多かったとのことです。
細野氏「それはありがたかったですね」
その体験を踏まえ、政治に限らず大変な思いをしている人には積極的に声を書けるようにしてるそうです。
スキャンダル後の政治家の進退については「最後は自分。自分がやれると思えばやればいい」とまとめました。
動画本編はこちら!
政治家が政党を移るのは裏切り?松原氏は今後どうなる?
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