ロケットラボ、準軌道飛行用ロケット「HASTE」の初打ち上げに成功

ロケットラボは日本時間2023年6月18日、「HASTE」ロケットの打ち上げを実施しました。同社はミッションの成功をSNSで報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:HASTE(DYNAMO-A)

ロケット:HASTE(Hypersonic Accelerator Suborbital Test Electron)
打ち上げ日時:日本時間2023年6月18日10時24分【成功】
発射場:ロケットラボ Launch Complex 2、ワロップス島(アメリカ)
ペイロード:不明

HASTEは、ロケットラボの「エレクトロン」ロケットから派生した準軌道飛行(サブオービタル飛行、弾道飛行)用ロケットです。同社によると、HASTEにはエレクトロンと共通のロケットエンジン「ラザフォード」が採用されていますが、準軌道飛行用に改良された第3段や大型のフェアリングが用意されており、エレクトロンの2~3倍となる最大700kgのペイロードを高度80km以上へ運ぶ能力があります。

今回はHASTEの初打ち上げとなりましたが、ロケットラボはペイロードの詳細や顧客を明らかにしておらず、ライブ配信も行われませんでした。同社による過去の打ち上げではアメリカ国家偵察局(NRO)のミッションでもある程度の情報は公表されていたため、機密性の高さが伺えます。

■打ち上げ関連画像・映像

■打ち上げ関連リンク

Source

文/sorae編集部 速報班

© 株式会社sorae