映画『山女』、いま最もスクリーンに愛される女優・山田杏奈の魅力に迫る場面スチル&メイキングカット解禁!

福永壮志監督の映画『山女』[6月30日(金)より全国順次公開]より、いま最もスクリーンに愛される女優・山田杏奈の場面スチルとメイキングカット、あわせて福永監督と本人コメントが解禁された。

主人公の凛を演じるのは、初主演を飾った『ミスミソウ』(18)では凄惨ないじめを受け、復讐に燃える難役を演じきり、『小さな恋のうた』(19)では第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞、その後、『樹海村』『彼女が好きなものは』『ひらいて』(21)など主演作が続く、いま最もスクリーンに愛される女優・山田杏奈。 本作では、過酷な運命に翻弄されながらも、逞しく生きる一人の女性を等身大で体現せしめた。 このたび解禁されたのは、そんな山田杏奈の多様な表情を捉えた場面スチルとメイキングカット4点。

福永監督からの演出指導を真摯に受ける様子や、一方で監督と談笑しとびきりの笑顔を見せる姿が収められたメイキングカットに加え、場面スチルでは、力強い眼差しで何かを凝視する凛や、山の中で木漏れ日に包まれ佇む凛を写した神秘的な一枚も。 山田を起用した理由について、福永監督は

「佇まいです。どこか野生的で、この映画の世界観の中で地に足をつけて生きられる存在感を持っていると思いました」

と説明。 続けて、

「もう一つは目の奥の輝きです。どんなにつらい経験をしても消えない目の輝きには、何が起きても動じないような芯の強さが感じられて、映画の観客にとっての希望にもなると思いました」

と話し、山田の佇まいと眼差しに、理不尽な逆境をも運命として受け入れ、自分の生き方に目覚めていく凛を見出したことを語った。 一方、山田は自身が演じた凛について、

「私が凛に感じたのは、諦めの精神みたいなものです。どん底にいるから、そもそも人間に期待をしていない。その感覚は現代の若い世代にもつながる気がします」

と言及。

「私も“悟り世代”と呼ばれる世代で、わりとそういうところがあるんですよ。何かを諦めているからこその強さもあると思うんです」

と、凛との共通点を明かした。

福永監督が山田杏奈に見出した芯の強さを感じさせる眼差しと地に足の着いた存在感をぜひ劇場で確かめていただきたい。 『山女』は、6月30日(金)ユーロスペース、シネスイッチ銀座、7月1日(土)新宿K's cinemaほか全国順次公開。

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