永野芽郁「もう、辞めます」多忙を極めた10代、事務所に限界を報告 当時の葛藤と本音を告白

俳優の永野芽郁が16日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)1時間SP』に出演。思い出の地“ハワイ”を訪れた永野が、仕事に対する葛藤と本音を明かした。

10歳で映画デビュー、2016年から2017年の間はドラマ4本、映画5本、多忙を極まる日々を送っていた永野。「ただがむしゃらに毎日生きてるって感じで。合ってるかも分からないし、役がブレてるかもしれないけど、助言してくれる先輩とか指導してくれる監督とかスタッフさんとかに、ただひたすらついていくみたいな感覚で過ごす2〜3年があった」と10代を振り返り、「本当にその時の記憶は全然残ってないんで。作品名はもちろん覚えてるけど、どの期間で撮影してたとか、どんな人とどうやってコミュニケーションを取ってその時期過ごしてたとか、あんまり覚えてなくって」と、仕事が全てともいえる生活だった当時の葛藤を明かした。

そんな永野が初めて雑誌の撮影でハワイを訪れたのは小学校6年生の時。「一瞬で虜になりました」と思い起こした永野でしたが、その後に訪れたハワイは楽しい思い出ばかりではなく、「ハワイに来る時が、自分の中であんまり前向きに過ごせない時期に来ることが多くて」と回顧。「ちょうど人生の分岐点みたいな時にハワイにいることが多いんですけど。“もうちょっと、お仕事いいや”って思ってる時だったので。新しいことを何かするっていうよりも、ただじっと自分の疲れを癒すことに集中するというか」と、仕事を辞めることも視野に入れ、ハワイを訪れたことがあったと告白した。

心身ともに疲れ果て、「事務所の社長さん、会長さんに、“もう辞めます”って言いに行ったんで」と心身ともに限界だったことを告白。しかし、事務所からの提案もあり“休む”という選択をした永野は「来週からハワイ行ってくる!」と宣言し、1カ月もの間ハワイに滞在。 その時間を経て、心の整理ができるようになり、「自分のバランスがうまく取れるようになったっていう感じはありました」と、思い起こした。「物理的に、1年間にある作品数を少なくしたので、それもあって確実に余裕は出てますよね。前は“1週間休みだよ”って言われても何したらいいか分からなかったから。そういう意味でもハワイに来て、より自分がどうしたいか、自分が今、何が1番したいのか楽しいのかっていうのを考えられる余裕は出たと思います」と、余裕を持つことで芝居との向き合い方にも変化が生まれたことを明かした。

そんな永野は“目指す役者像”について、「どれだけ頑張ってもどれだけ自分で納得するものを出せても、お客さんに見てもらわないと何も始まらないので、“芽郁ちゃん出てるから見たい”って思ってくれるような人になれたら良いなとは思います」と打ち明け、「面白い、楽しいですよ。ちゃんと好きって思えて良かったなって思います。思い続けたいな好きって」と、仕事への思いを笑顔で告白し、締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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