テイラー・スウィフト、約4年前の曲「Cruel Summer」が最新シングルになった経緯を説明

現地時間2023年6月17日、テイラー・スウィフトが、米ピッツバーグのアクリシュア・スタジアムで、2019年にリリースした『ラヴァー』に収録されている「Cruel Summer」が最新シングルになったことの喜びを語った。

現在、【The Eras Tour】真っ最中のテイラーは、「Champagne Problems」を披露する前に、「奇妙で、ものすごく魔法のようなことが起こっているんです」と観客に語りかけ、「今までずっと活動してきた中で、自分に起こったことがないことです」と続けた。「数秒前に、“Cruel Summer”という曲を演奏しました。覚えているかどうかわからないけど。私たち大盛り上がりだったよね?みんなで叫んだブリッジのある、あの曲」と彼女はライブの『ラヴァー』のセクションの冒頭部分をファンに思い出してもらった。

「“Cruel Summer”は、アルバム“ラヴァー”に収録されていました。4年前に発売されたアルバムです。そして、ここで伝えたいのは、“Cruel Summer”が、あのアルバムの中で私の最も自慢の曲だったということです」と2019年のアルバムに収録された曲で、長年ファンのお気に入りでもある曲について語った。

テイラーは、「アルバムが出る前には話し合いをして、周りのみんながどの曲をシングルにするべきか意見するんです。そしてついに、ついに、私のお気に入りの“ラヴァー”収録曲がシングルになる予定だったんです」と話した。

だが、このサマー・アンセムをシングルとしてリリースする最適なタイミングであったであろう2020年夏を前に新型コロナウイルスの感染が拡大した。「世界的なパンデミックが起きたことを責めるつもりはないけれど」と彼女は続け、「でも“Cruel Summer”がシングルとしてリリースされるのを止めるような出来事でした」と説明した。

テイラーは、「なぜこんなことが起きているのか誰も理解できていないけど、みんなが2023年の今、“Cruel Summer”を熱心にストリーミングしてくれた」ため、彼女のレーベルである<リパブリック・レコード>が、「次のシングルにすることを決めた」と話した。さらには、「あの曲を1日500回くらい聴いてくれている人々に感謝しています」と冗談交じりに付け加えた。

米ビルボードは先週金曜日に事実確認を行い、<リパブリック・レコード>が最新アルバム『ミッドナイツ』のシングル「Karma」のプロモーションを続けながら、現地時間6月20日から全米のポップ・ラジオ局向けに「Cruel Summer」のプロモーションを正式に開始することがわかった。

2019年9月に2週にわたって米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りした「Cruel Summer」は、今年6月3日付で同チャートに返り咲いた。6月17日付(集計期間6月2日から8日)のHot 100では47位にランクインし、Luminateによると、米国で公式ストリーミング数960万回、ラジオ・エアプレイ・インプレッション260万、1500ダウンロードを記録した。

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