日本旅行で出会うかも!?日本の伝統的な妖怪10選!

1. がしゃどくろ

画像引用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8C%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%A9%E3%81%8F%E3%82%8D#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Mitsukuni_defying_the_skeleton_spectre_invoked_by_princess_Takiyasha.jpg

夜中にガチガチと音を立てて彷徨う「がしゃどくろ」。このがしゃどくろは野原で戦死したり、野垂れ死んでしまったまい、そのまま骸骨となってしまった日本の妖怪です。成仏も埋葬もしてもらえず、恨みから生まれました。がしゃどくろはとても巨大で、生きている人々が出会してしまうと握り潰され食べられてしまう。と言われています。

2. 河童

画像引用元:pixta

緑色の体、背中には甲羅を背負い頭の上にお皿のようなものを置いている…この妖怪はもしかしたら皆さんも何かで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。この「河童」も日本の有名な妖怪のうちのひとつです。実はこの上に乗っているお皿には水が張られていて、そのお皿が割れてしまったり、お水が乾いてしまうと力が出なくなってしまうと言われています。

ちなみに野菜の「きゅうり」が大好物!是非出会ったらきゅうりを渡してみては…?

3. 天狗

画像引用元:pixta

「天狗」は日本の妖怪の中でも有名なもののひとつで、山に住むと言われています。鳥のような身体に大きい鼻の天狗ですがその羽や団扇を使って空を自由に飛べると伝えられ、超人的な能力を持っていると伝えられています。天狗は邪悪な存在として知られ、人間が突然行方不明になったりすると、天狗の仕業であるとされたりすることがありました。

4. 鬼

画像引用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Sessen-Doji-Offers-His-Life-Ogre-Oni-1764-Soga-Shohaku.png

青、赤や黄色の肌に乱れた髪、そして角を生やしたその姿は、おどろおどろしくいかにも恐ろしい印象を与える「鬼」。このような姿は日本以外の国で似ているものを指すならばトロールでしょうか。鬼も人に災いをもたらす妖怪として知られ、日本の昔話にも登場することがあります。この鬼の正体は諸説あり、人間の怨念や嫉妬が悪霊となって鬼の姿に変わったり、邪悪な人間が死後鬼となるなど言われています。

5. ろくろ首

画像引用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8D%E3%81%8F%E3%82%8D%E9%A6%96#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Suushi_Nukekubi.jpg

一見普通の女性の姿をした「ろくろ首」ですが、夜になるとその首は長く伸びて行灯(あんどん)の灯油を舐めたり、胴体と頭が離れその頭は空中を彷徨うなどをして見る者を驚かせます。ですが、ろくろ首自身には悪意はなく、本人が眠っている間に活動して夜明け前になると戻っているとも言われています。また頭が離れている時に胴体を隠してしまうと元に戻れなくなるとも伝わっています。あなたも気づかない間にろくろ首と出会っているかもしれませんね…。

6. 座敷童

画像引用元:pixta

「座敷童」は着物を着て子供の姿をしていて、基本的に悪さはしないものの悪戯好きな妖怪で物を動かしたり、人間が寝ている間に走り回ったりします。一般的には5歳くらいと言われていますが、見る人によってその姿は異なり、性別や歳もそれぞれであったり、はたまた動物の姿をしていると言うものもいるそうです。そんな座敷童ですが、その姿を見ると人間は幸せになれると伝えられています。怖い印象を持ってしまいますが、ちょっとその姿を見てみたい気持ちもするのは筆者だけではないはず…。

7. ひとつ目小僧

画像引用元

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/14/Masayoshi_Hitotsume-kozo.jpg

「ひとつ目小僧」はもともとは山の神様ですが信仰を失ってしまったために妖怪になったと言われています。その姿の特徴として、目が一つで足も一本であることが多く、その理由は人間と神としての見た目を区別させるためとされています。ひとつ目小僧も基本的に悪さはしませんが、人間の前に出たときに驚かせてしまったりしまうことがあるそうなので、もし見かけても安心してくださいね。

8. 雪女

画像引用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA%E5%A5%B3#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Suuhi_Yuki-onna.jpg

長く黒い髪に白い肌、そして白い着物を纏った「雪女」は雪の降る山の中で彷徨ったときに見ると言われています。その身体は氷よりも冷たく、近づいた者は息を吹きかけられて凍死してしまったりなど邪悪な妖怪として知られています。もし雪女と出会ったら火を近づけたり、熱いものをかけるなどをすると消えると言われています。

9. 化け猫

画像引用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E3%81%91%E7%8C%AB#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Buson_Bakeneko.jpg

「化け猫」は年老いた猫が化けて妖怪となり特徴として、人間の言葉を話したり、人間に化けたりはたまた人間の姿に変身したりします。能力としては人間の死体を踊り繰り回したり、葬式の際には死体を奪ったりします。また江戸時代での言い伝えではろくろ首のように行灯を舐めたりするとも言われています。一見可愛い姿のようにも見えますが、実際は特殊な能力を持ったちょっぴり怖い妖怪です。

10. 九尾

画像引用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%B0%BE%E3%81%AE%E7%8B%90#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yanju's_tomb,_nine-tailed_fox.jpg

一見普通の狐にも見えますが、九つの尾を持つ「九尾」。実はこの九尾は美女の姿に化けて権力者を誑かし、悪戯をする邪悪な妖怪で一度は退治されるもののその姿は大きな石となります。しかし悪行は止まらず、怨念でその石に近づいた者を殺し続けてしまうと言われていました。その伝説とされている石が実際に栃木県にあり現在にも残っています。気になる方は是非遠くから眺めてみてはいかがでしょうか…。決して近くに行ってはいけませんよ!

まとめ

今回は古来より伝わる伝統的な日本の妖怪をご紹介してみました。背筋が凍りつくような妖怪から幸福をもたらしてくれる妖怪まで、様々いましたがいかがだったでしょうか。今回ご覧いただいた妖怪の他にも、日本には沢山の妖怪伝説が現在にも言い伝えられています。もしかしたら日本旅行の際に出会うことができるかも…?

© 株式会社MATCHA