パー3でロストボールにトリプルボギー…松山英樹は「75」に口閉ざす

悔しさをにじませた(撮影/中野義昌)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(18日)◇ロサンゼルスCC(カリフォルニア州)◇7423yd(パー70)

上位にプレッシャーをかけたい最終日。2アンダー12位から出た松山英樹は2バーディ、2ボギー1ダブルボギー1トリプルボギーの5オーバー「75」とスコアを落とし、通算3オーバー32位に終わった。

1番のセカンドショットでのミスから始まった最終日(撮影/中野義昌)

1番でフェアウェイからの2打目をグリーン左サイドのバンカーに入れたものの、パーでしのいだ。バーディを奪った6番まで不穏な空気はなく、流れも崩れていなかった。思わぬトラブルに見舞われたのは7番のパー3でのティショット。ボールは勢いよく、左サイドのペナルティエリアに飛んで行った。

ボールが見つからなかった…(撮影/中野義昌)

ボールを見つけられず、打ち直した3打目はグリーン右手前のバンカーに入って4オン1パットのダブルボギー。次の8番(パー5)からはなかなかバーディチャンスを作れず、11番のパー3で再び“悪夢”が襲った。

ピン位置は32yd奥に切られ、総距離は295ydの打ち下ろし。ティショットはグリーンを捉えるも奥に転がり落ち、下り傾斜のグリーンに細心の注意を払ったロブショットは手前エッジにショートした。3打目を1mに寄せたが、ボギーパットはカップ左端を蹴って1.5mオーバーし、思わず手を口に当てた。これも外して手痛いトリプルボギーを喫し、12番、13番も連続ボギーとした。

体の不調は感じさせない1週間だった(撮影/中野義昌)

この日18番と並んで3番目の難度となった17番でバーディを奪ったが、ホールアウト後は口を閉ざした。次週は東部コネチカット州に移動し、TPCリバーハイランドでの「トラベラーズ選手権」に臨む。(カリフォルニア州ロサンゼルス/石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン