錦織圭は8ヵ月ぶりに世界ランキングが復活し492位にランクイン。西岡良仁は自己最高となる24位に

1年8ヵ月ぶりの復帰戦で優勝した錦織圭が492位に

6月19日、ATPは世界ランキングを更新。日本人トップの西岡良仁(ミキハウス)は自己最高ランキングとなる24位を記録。ケガからの復活優勝を遂げた錦織圭(ユニクロ)は492位と再びATPランキング上に帰ってきた。

7月3日に開幕するウィンブルドンに向け、ATPツアーは芝シーズンに突入。ドイツ・シュツットガルトとオランダ・スヘルトーヘンボスの2か所でツアー大会が行われた。

シュツットガルト大会では、フランシス・ティアフォー(アメリカ)が地元ドイツのヤン・レナード・ストルフをフルセットの末に下して今季2つ目のタイトルを獲得。今週発表のランキングで10位にランクインし、ついにトップ10選手となった。

スヘルトーヘンボス大会では、地元オランダのタロン・フリークスポールが決勝でジョーダン・トンプソンを逆転で下し、ツアー初優勝を果たした今季開幕戦のインド・プネー大会以来となる今季2勝目を挙げた。ランキングも自己最高の29位を記録している。

日本勢では、日本人トップの西岡が出場大会こそなかったものの、上位選手がランキングを落としたことで自己最高となる24位を記録。目標としている20位以内にまた一歩近づいた。

そして、左股関節と右足首の怪我により戦線を離脱していた錦織が1年8ヵ月ぶりにプエルトリコ・パルマスデルマールのチャレンジャー大会で復帰。久々の試合となったが、錦織らしい細かなフットワークとゲームメイク、ショットを見せ、全5試合を戦い抜いて優勝という最高の結果を残した。

昨秋にはATPランキングポイントを失い、ランキングが消滅していた錦織だが、今大会で75ポイントを獲得。492位にランクインしている。

また、錦織が優勝を果たした同週には元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス)が、母国のチャレンジャー大会で2週連続優勝。38位にランキングを上げている。

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