CIXの弟グループ EPEX 日本のファンと1年ぶり再会!熱狂!「ステージを去りがたい」

CIXの弟グループとして2021年にデビューしたEPEX(イーペックス)が、6月16日に東京・府中の森芸術劇場で「1st FANCON<SUNSHOWER>in TOKYO」を開催した。彼らの来日公演は、約半年ぶりだ。

定刻になり会場が暗転、オープニング映像が流れ出すと、メンバーが一人ずつ登場し、かわいらしいしぐさを見せる。ステージが始まる前から、ファンのテンションをより一層高めた。

8人がまぶしく照明に当てられると、すぐさまファンは総立ちとなり、彼らを迎え入れる。「Do 4 Me」のイントロが流れると、パフォーマンスするメンバーの歌声よりも、ファンの歓声の方が大きい瞬間が何度も訪れ、まさに圧巻。続けて「Love Virus」が始まり、会場のボルテージはすでに最高潮となった。

歌唱を終え息を整えながら、メンバーもその会場の盛り上がりに驚きながらもうれしそうだ。まずは「お元気でしたか?」「久しぶりにお会いしますね」「またお会いできてとてもうれしいです」などと、再会のあいさつを交わす。

自己紹介は全員が日本語で行い「僕はEPEXのMUです!」「リアコのWISHです」「赤ちゃん、JEFFです!」「赤ちゃんじゃなくて赤ん坊のKEUMです」「王子様AYDENです」「EPEXの天使、A-MINです」「かっこいい少年YEWANGです」「EPEXの猫、BAEKSUNGです!」と、グループ内のポジションとともに自身をアピール。

14曲を全力でパフォーマンスしたEPEX(撮影=源賀津己)

最近は日本語を勉強していると明かし、「日本語が上手です」「私は主婦ではありません」「かわち」と、それぞれが覚えたての日本語を披露し、その実力にファンは拍手で答えた。さらに今回の来日では、メンバー全員が「本格的な」お好み焼き&たこ焼きを食べたと言い、BAEKSUNGは「日本ゼニス(ファン名称)は毎日こんなにおいしいものを食べているなんて、うらやましい」と吐露するのだった。

「First Love's Law」「Love Bomb」を歌唱後、「FANCON」と題して初の公演となったEPEXは、ファンを楽しませるためにゲームコーナーを用意。お兄さんチーム(WISH、KEUM、MU、A-MIN)と弟チーム(BAEKSUNG、AYDEN、YEWANG、JEFF)に分かれ、まずは「告白ゲーム」が始まった。互いに「愛してる」と言われても笑わないように勝ち残らなければならないのだが、ゲームを忠実にやるというよりは、いちゃいちゃわちゃわちゃ。メンバー間の仲の良さを見せつけるのだった。

最終的に弟チームが勝利し、お兄さんチームは罰ゲームで「可愛くてごめん」をパフォーマンス。会場は大盛り上がり。しかし勝った弟チームもなぜか「可愛くてごめん」を披露し、お兄さんチームは「ゲームもかわいさも弟チームの勝ち!」と白旗を上げるのだった。

EPEXとファンの息もばっちりだ(撮影=源賀津己)

再びパフォーマンスタイムとなり「Hymn to Love」を披露。歌い終えるとKEUMが息を切らしながら「「Hymn to Love」はパフォーマンスが大変です」と笑わせた。「The Vow」「My Darling」ステージ後はVTRコーナーへ。

映像では彼らが韓国で、4月にリリース活動を行った5枚目のミニアルバム「Prelude of Love Chapter 2.`Glowing Pains'」のタイトル曲「Sunshower(キツネが嫁ぐ日)」にまつわる8人による「お見合い」が展開された。

VTRが終わると、EPEXが登場。ジャケットスタイルからアクティブなスタイルへと衣装チェンジし「Sunshower」のパフォーマンスを披露した。楽曲に合わせてファンが息の合ったかけ声をして見せたため、メンバーはうれしそう。

歌唱を終え、日本でも「キツネが嫁ぐ日」のような物語はあるかと客席へ問いかけると「キツネの嫁入り」と返答が。またこの日偶然にも天気雨が降ったことが判明し、メンバーは「運命ですね」と喜んだ。

「Breathtaking」では「みんな叫べー!」とファンをあおり、BTSの「I NEED U」のカバーで息つく間もなく場内を躍動させる。KEUMが「言いたくないけど…最後の曲です」と言うと、ファンは「ダメー!ヤダー!」と抵抗。BAEKSUNGが「時間が過ぎるのが早いですね、僕らは去年も今年も日本でコンサートできてますよから、またすぐに日本に戻ってくるので、あまり心配しないでください!」と伝えた。するとJEFFも「皆さんが思っているよりも、早く戻ってくると思いますよ」と予告して見せた。

「Goodbye,MY First Love」で本編ラストを迎えると、ファンはすぐにアンコールを叫び、彼らの登場を待つ。すると映像が流れ出し、そこにはメンバー直筆の手紙が本人の朗読とともに表示され、ファンを笑顔にさせるのだった。

ツアーTシャツを着て登場したEPEXは「Traveller」をリラックスムードで歌唱。ステージぎりぎりまで来て手を振り、ゼニス一人一人の顔を確認しながら歌っているようだ。

WISHが「久々に日本に来たのに、このまま終わるのは惜しいですよね。だから「Traveller」とともに戻って来ました」と笑顔で話す。KEUMは「歌で一つになれるのは幸せですね」と言い、MUは「お別れするのは、本当にに寂しいですね」と共感する。

そしてA-MINが「久しぶりにゼニスと会えて、コンサートができて、お話しできて良かったです。忘れられない思い出がまた一つ作れました。この記念に、みんなで一緒に写真を撮りましょう!」と提案し、ゼニスをバックに記念撮影。

YEWANGが「これからも僕たちがかっこいいステージ、音楽を持って会いに来ますね!」と約束しJEFFが「今日来てくれたゼニスの皆さん、全員の顔を覚えましたよ!」と意気込んだ。名残惜しくステージを去った8人だったが、アンコールの声が聞こえると再登場! 大歓声の中、メンバーが入れ替わりながらのダンスメドレーを披露。NCT 127やNewJeans、Stray Kids、TXTなどの人気楽曲で盛り上げる。

「本当の最後」と言い、メンバー全員が一言ずつあいさつすることに。

EPEXは日本ゼニス(ファン名称)に向かって、一人ずつ心を込めてメッセージを伝えた(撮影=源賀津己)

BAEKSUNG「今日は忘れられない日になりました、とても幸せです。皆さん帰ったらおいしいものを食べてくださいね」

YEWANG「日本に来るのを、眠れないくらいとても楽しみにしてました」

A-MIN「ゼニスに会うたびに、大きな愛情を感じることができます。とても幸せでした!」

KEUM「今日も僕たちに大切な思い出をくれてありがとう、うれしいです。本当に大好きよ」

YEWANG「とても久しぶりに楽しい時間を過ごしました。一生一緒に歩きましょう」

JEFF「久しぶりに日本に来られて幸せでした。たくさん日本に来ますから、必ず待っててくださいね」

WISH「とても緊張しましたが、ステージが始まったらみんなの歓声を聴いて(緊張が)ほぐれました。ゼニスは僕らに安心感をくれる存在だということを忘れないでください。僕らもゼニスにとってそんな存在でいたいと思います。大好きだよ」

MU「日本の公演がうまくできて気分が良いです。日本のゼニスの皆さん、大好きでーす!」

AYDEN「今日は僕たちではなく、ゼニスが主人公の日です。会場を埋めてくれてありがとうございます」

全員が心を込めて思いを伝え「ステージを去りがたい」と言い、「またねー」と寂し気に手を振った。そして最後に「SKYLINE」を歌いながらステージを降りるというサプライズ。ハイタッチをしながら、最後の最後までファン愛にあふれるステージを披露するのだった。

「1st FANCON<SUNSHOWER>in TOKYO」

日時:6月16日(金)/1部:13 時開場 / 14 時開演/2部:17 時 30 分開場 / 18 時 30 分開演/場所:東京・府中の森芸術劇場

<Eightest EPEX編>

2023年6月25日(日)深0:00~

MnetとMnet Smart+にて放送・配信
https://mnetjp.com/program/3038/

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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