西村経産大臣がラピダス予定地など視察 インフラ整備など道内産業支援へ

西村康稔経済産業大臣は18日、ラピダスが千歳に建設する次世代半導体工場の予定地などを視察しました。ラピダスはビッグデータ解析や自動運転などに利用する次世代半導体の量産を目指していて、経済産業省は製造拠点の試作ライン整備などに3300億円の支援を決めています。

現地では鈴木知事、千歳市の横田隆一市長からインフラ整備に向けさらなる支援制度の創設を求める要望書が手渡されました。西村大臣は半導体量産化に必要な工業用水について用排水の整備などへの財政支援も含め後押しする考えを示しました。

その後、生成AIの開発などに取り組むクラウドサービス大手・さくらインターネットの石狩にあるデータセンターなども視察。さらに、道内経済団体との懇談会に臨みました。西村大臣は「大自然の中で大自然のエネルギーを使って最先端のものをつくっていく。そうしたプロジェクトをぜひこの北海道の力で広げていきたい」などと述べ、道内産業への支援を進める方針です。

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