山陽新聞社大賞に三宅さん輝く 倉敷市書道展表彰式 24人に賞状

表彰される山陽新聞社大賞の三宅さん(右)

 「第51回倉敷市書道展」(市、市文化連盟、山陽新聞社主催)の表彰式が18日、同市中央の市立美術館で開かれた。最高賞の山陽新聞社大賞に輝いた漢字部門の三宅幽風(本名・和江)さん(71)=倉敷市=をはじめ、準大賞、特別賞受賞者も含めた計24人に賞状などが贈られた。

 山陽新聞社の仮谷寛志常務取締役倉敷本社代表が「日頃の研さんの成果が表れた素晴らしい力作がそろった。一層書道に親しみ、さらなる高みを目指してほしい」とあいさつ。他の審査員らと一人一人に賞状や盾、トロフィーを手渡した。

 受賞者を代表して三宅さんが「向上心を持ち続け、『継続は力なり』を胸に学び続ける」と謝辞を述べた。審査員を代表して永野翠岫さん(漢字)が講評し「作品のレベルが高かった。若い方が多く受賞し、倉敷の書道は安泰だと感じる。これからも楽しんで続けてほしい」と話した。

 同展には漢字、仮名、近代詩文、前衛、刻字の5部門に292点の応募があり、同美術館で前後期に分けて展示された。

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