パターは先輩のモデル クラークのメジャー初優勝ギア

グリップもファウラーと同じスーパーストローク製を着用(撮影/中野義昌)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(18日)◇ロサンゼルスCC(カリフォルニア州)◇7423yd(パー70)

激戦を制したウィンダム・クラークがメジャー初優勝を遂げた。前半6番までに2つスコアを伸ばした“貯金”を残りホールで使い果たした中盤以降の内容は好セーブの連続。最高峰のフィールドでロリー・マキロイ(北アイルランド)、リッキー・ファウラー、スコッティ・シェフラーら実力者を抑えた。

最終日のフェアウェイキープ率77%(10/13)を支えたのはタイトリストのTSi3ドライバー。5月にPGAツアー初勝利を挙げた2020年秋モデルへの信頼は厚く、メジャーで大活躍した。

クラークは前半8番(パー5)、2打目をグリーン左の荒れ地に入れ、脱出に2打を要しながら拾ったボギーに胸を張った。タイトリストのアイアン、ボーケイデザインのウェッジを4本入れて難コースを攻略した。

最終局面に向かうにつれて安定感が増したのがグリーン上のプレー。4日間を通じて「+1.81」のストローク・ゲインド・パッティングを記録したパターにはストーリーがある。

週末2日間、一緒にプレーしたリッキー・ファウラーはオクラホマ州立大時代の先輩(クラークはその後、オレゴン大に編入)にあたる。数カ月前にフロリダでプライベートラウンドをともにした際、あまりに入るファウラーのパットを目の当たりにして、オデッセイに注文した同じモデル(VERSA JAILBIRD)だった。

ちなみにファウラーも、もともとは自身のキャディであるリッキー・ロマノが使っていたパターを拝借して中尺に仕上げたもの。しばらく話題になりそうだ。

<ウィンダム・クラークのクラブセッティング>

ドライバー:タイトリスト TSi3(ロフト9度)
シャフト:トゥルーテンパー ACCRA TZ Six ST 60 M5

フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス2(3番15度)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX HZRDUS Smoke Black RDX 80 TX

アイアン:タイトリスト T200(3番)、620CB(4番―9番)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI AV Raw White 100HY X (3番)、トゥルーテンパー ダイナミックゴールド X7 (4番-9番)

ウェッジ:タイトリスト ボーケイデザイン SM9(46、52、56度)、ボーケイデザインウェッジワークス(60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー S400

パター:オデッセイ VERSA JAILBIRD

ボール:タイトリスト プロV1x

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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