飛行訓練の再開を佐賀県にも伝達 宮古島、陸自ヘリ事故の同型機

陸自ヘリの飛行訓練再開について、佐賀県の担当者に説明する陸自と九州防衛局の担当者(左側)=19日午後、県庁

 沖縄県宮古島付近で4月に起きた陸上自衛隊のUH60JAヘリコプター事故で、陸自と九州防衛局は19日、佐賀県庁を訪問し、事故後停止していた目達原駐屯地(同県吉野ケ里町)配備の同型機の飛行訓練を6月中に再開すると伝えた。当面は駐屯地内と周辺上空に限定する。

 陸自は事故後、各地に配備されている約40機の同型機について、エンジン系統の点検など安全性を確認したほか、隊員に対する緊急時の操作手順などの教育を終えたと説明した。

 対応した野田嘉代子県危機管理・報道局長は面会後の取材に「一定の理解をしている。住民が不安を抱かないよう丁寧な説明をするよう求めた」と述べた。

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