銀天街のL字地区再開発に約5年の遅れ 地権者の合意形成や事業計画作成に手間取る 愛媛・松山市議会で言及

愛媛県松山市の銀天街L字地区の再開発が遅れている理由について、19日の市議会一般質問で市側は、地権者の同意が得られていないなどと説明しました。

松山市の銀天街L字地区の再開発を巡っては、商業施設「GET(ゲット)!」の跡地とその周辺に、店舗やマンションなどが入る複合施設の建設が計画され、今年度中の事業完了を目指していましたが、現時点で事業開始にも至っていません。
これについて、19日の市議会一般質問で市側は次のように説明しました。

(石井朋紀 開発・建築担当部長)
「地区内権利者の合意形成や、新型コロナウイルス感染拡大などで事業計画の作成に時間がかかったことが原因と考えている」

今後、地権者からの同意が得られ事業計画が完成すれば、市は補助金を予算に計上する方針ですが、現時点で事業完了は2028年度と、当初から5年ほど遅れる見通しです。

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