中国電の太陽光発電で新幹線運行 JR西、27年度に10%使用

JR西日本が運行する山陽新幹線(JR西日本提供)

 JR西日本は19日、山陽新幹線の運行に用いる電力の一部について、中国電力が供給する太陽光発電由来の電力を用いると発表した。発電された電力は岡山、広島、山口各県のJR西の新幹線用変電所に供給される。JR西は2027年度末までに北陸新幹線を合わせた新幹線の運転用電力全体の約10%を再生可能エネルギー由来にする。

 二酸化炭素(CO2)排出量を削減する取り組みで、新幹線に再生可能エネ由来の電力を導入するのは国内初。19日には、JR西専用として今後設置される太陽光発電設備から供給を受ける購入契約を締結した。今年7月から供給の準備を進める。

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