女子世界2団体統一戦へ「人生懸ける」 プロボクシング真正ジムの黒木、8月に神戸市立中央体育館

健闘を誓う(左から)与那覇勇気、黒木優子、小林豪己、芝力人の真正ジム4選手=神戸市東灘区

 世界ボクシング機構(WBO)女子アトム級王者の黒木優子(真正)が19日、世界ボクシング協会(WBA)同級王者モンセラット・アラルコン(メキシコ)との2団体王座統一戦を8月5日に神戸市立中央体育館で行うと発表した。同市東灘区の真正ジムで会見し「ずっと目標だった。ボクシング人生を懸けて挑む」と誓った。

 福岡市出身の黒木は、スピードと技術が持ち味のサウスポー。3月に鈴木菜々江(シュウ)を迎えた初防衛戦で判定勝ちし、その後真正ジムに移籍した。通算30戦21勝(9KO)7敗2分け。

 最近では自転車やランニングで体幹、下半身を強化しているという32歳。移籍初戦となるビッグマッチへ「左ストレートからの右フックで相手を倒すのが理想」とKO決着を思い描いた。

 ほかにもタイトル戦が同時開催され、WBOアジア・パシフィック・ミニマム級王者の小林豪己(真正)は2度目の防衛戦に臨む。日本ライトフライ級王座決定戦では、同級1位の芝力人(真正)と2位大内淳雅(姫路木下)が対決する。

 4月に那須川天心(帝拳)のプロボクシングデビュー戦で敗れた与那覇勇気(真正)の復帰戦もあり、井上尚弥(大橋)との世界戦の経験もあるペッチバンボーン・ソータナピン(タイ)とスーパーバンタム級6回戦を戦う。(藤村有希子)

© 株式会社神戸新聞社