大阪・中津で6月16日から開催されている、冷凍食品の食べ放題イベント『チン!するレストラン』。初日は平日にも関わらず400人弱が訪れ、土日は満席となった。来場者は一体何に心惹かれているのだろうか?
大阪で開催中の食べ放題イベント『チン!するレストラン』の様子(6月16日・大阪市北区)
■ 東京開催時はキャンセル待ちが8000人
冷凍食品約200種やアイスクリーム約50種を、90分間で好きなだけ楽しめる同イベント。2022年の東京初開催時にはキャンセル待ちが一時8000人を超えたという盛況っぷりで、関西初上陸となる今回は客席とレンジ数が2倍に増やされスタートした。
「冷凍食品は近年、各企業さんの努力の甲斐あって非常に高品質のものが流通し話題になっています。そんな冷凍食品を多くの方に試していただけて大変うれしいです」と話すのは、主催の総合食品卸会社「日本アクセス」の京谷さんだ。
■ 「チン!」を待つ人々の様子は実にシュールだが…
壁一面に業務用冷凍庫が並ぶ会場。そこからバイキング形式で食品をピックアップし、20台の最新電子レンジが揃うコーナーで自ら「チン」して味わう、という流れだ。参加者が持つトレイに冷凍食品がパッケージのまま積まれていく光景や、レンジ前で人々が待つ姿は少々シュールだが・・・京谷さんは、「チン!する工程など、食べ放題だけでなくほかにはない体験も含めてご好評いただいていると思います」と推測する。
スーパーでお馴染みのものから関西未発売のものまで、冷凍食品がずらり
また、食品の選ばれ方にもイベントならではの傾向があるよう。「たとえばハンバーグは冷凍以外の選択肢も多いカテゴリーですが、会場では味の素冷凍食品さんの『ザ・ハンバーグ』」が一番人気です。いつも気になっているけど・・・という好奇心や、プチ贅沢気分を楽しんでいただければ」と、京谷さん。
■ ハーゲンダッツなど高級アイスも食べ放題
実際に平均よりも少し高い価格帯のパスタを持つ女性に訊くと、「いつもスーパーで見かけるんですが、結局安くて馴染みある方を買ってて・・・いい機会なので試してみます」と話すほか、個包装になったアイス「ピノ」を皿いっぱいに取った男性は、「いつもはすぐ食べ終わってしまうので。ピノを山ほど食べたい!という夢がついに叶いました」と笑う。
憧れアイス「ハーゲンダッツ」も豊富なフレーバーが登場
また、ハーゲンダッツを5つ並べて一気に食べる男性や、チャーハンを食べ比べる家族連れなど、思い思いに「小さな夢」を叶える姿がみられた。
開催は「OSAKA FOOD LAB」(大阪市北区)にて。期間は7月2日まで、昼11時〜夜8時30分(入店締切は夜7時)。料金は90分制・2000円(小学生1000円)。公式サイトでは現在入店予約受付中。
『チン!するレストラン』
期間:2023年6月16日(金)~7月2日(日)
時間:11:00~20:30、毎回90分間の完全入れ替え制(入店締切19:00)
場所:OSAKA FOOD LAB(大阪市北区中津1-1-36)
料金:2000円、小学生1000円、小学生未満は無料