建物青く照らし難民支援訴え 瀬戸内3カ所ライトアップ

青く染まった餘慶寺の三重塔

 国連が定める「世界難民の日」(20日)に合わせ18日夜、瀬戸内市内の建物を青く照らす「ブルーライトアップ」がスタートした。20日まで市内3カ所で行われ、難民支援や平和の大切さを訴える。

 餘慶寺(同市邑久町北島)では、県重要文化財の三重塔をライトアップ。日没とともに青いフィルムで覆った照明2基を点灯すると、三重塔が青色に染まり、暗闇に幻想的な雰囲気を漂わせている。

 岡山村田製作所(同市邑久町福元)、駄菓子専門店「日本一のだがし売り場」(同市長船町東須恵)は社屋をライトアップする。

 ブルーライトアップは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の提唱する難民支援キャンペーンに2022年5月に署名した同市が呼びかけ、同年から実施している。

© 株式会社山陽新聞社