中3で9割近くが保有 普及する子どものスマホ LINEで仲間外れなどの問題も…

SNSによるトラブルやいじめの防止など、インターネットの適切な利用に繋げようと、愛媛県警は、大学院生12人を推進員に委嘱しました。委嘱された学生は、来年3月末まで県内の小中学校に派遣され、インターネットを利用する上での注意点など、授業で呼びけます。

では、県内の小中学生はどれくらいスマホを持っているのか。県教育委員会の調査によりますと、自分専用の携帯電話・スマホを持っているのは、小学4年生で約5割。学年が上がるにつれ高くなり、中学3年生になると9割近くに達します。

保護者とのルール決めについては、小中学生とも約7割が使用する時間や場所、メールの内容などを話し合っているようです。

そうした中で、約9割がトラブルにあったことはないと答えています。ただ、知らない人からのメール・電話のほか掲示板への悪口や個人情報の無断公開、ラインでの仲間外れなど、被害も少数ながら報告されているようです。中には、心当たりのない料金の請求やつきまとい、また、ネットを通じて知り合った人と実際に会うなど、事件になりかねないケースもあったようです。

インターネットはとても便利な反面、見知らぬ人とつながったり情報が拡散されたりしまったら取り返しがつかないので、私たち大人も常に正しい知識を身につけておく必要があります。

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