このところサッカー界では移籍金の高騰が続いており、選手の取引で大きな額の資金が動くようになってきている。
今回は『Planet Football』から「サッカー選手としてのキャリアで最も累計の移籍金が高い選手」ランキングをご紹介する。
5位:フィリペ・コウチーニョ
所属したクラブ:インテル、リヴァプール、バルセロナ、バイエルンなど
国籍:ブラジル
現在:アストン・ヴィラ
移籍金総額:1億8030万ユーロ(およそ278.78億円)
インテルからリヴァプールへ移籍した際には1300万ユーロが動いたフィリペ・コウチーニョ。プレミアリーグで大活躍をしたことによって価値が高まったうえ、バルセロナが「ネイマール売却資金」を彼に費やしたことでなんと1億3000万ユーロ以上が投じられたとされる。
ただ、スペインへ移籍した彼はなかなか活躍することができず、結局ローン移籍と怪我を繰り返したあとにアストン・ヴィラへと売却されている。そのような経緯もあって移籍金総額は歴史上5位に。
4位:アルバロ・モラタ
所属したクラブ:レアル・マドリー、ユヴェントス、チェルシー、アトレティコ・マドリーなど
国籍:スペイン
現在:アトレティコ・マドリー
契約解除条項の額:1億8900万ユーロ(およそ292.23億円)
サッカー界で最も偉大な遊牧民の1人であるアルバロ・モラタ。ヨーロッパ屈指のクラブを様々に渡り歩き、4回の大型移籍を行ってきた。レアル・マドリーからユヴェントスへ移籍した後、2年後に買い戻されてスペインへ復帰。
さらにその後チェルシーへと移籍したが、2020年にアトレティコ・マドリーへ。さらにユヴェントスへとローン移籍し、それからふたたびアトレティコ・マドリーへと戻った。移籍金総額は1億8900万ユーロに。
3位:クリスティアーノ・ロナウド
所属したクラブ:スポルティング、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ユヴェントスなど
国籍:ポルトガル
現在:アル・ナスル
移籍金総額:2億4700万ユーロ(およそ381.91億円)
ポルトガルからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際には1900万ユーロで取引されたクリスティアーノ・ロナウド。それから急成長を遂げ、9400万ユーロでレアル・マドリーへと移籍していった。
さらに1億1700万ユーロでユヴェントスへと移籍し、さらにマンチェスター・ユナイテッドへと復帰、そして今年サウジアラビアへ。数々の話題を巻き起こした現代のスターは、2億4700万ユーロの移籍金総額を記録している。
2位:ネイマール
所属したクラブ:サントス、バルセロナ、PSG
国籍:ブラジル
現在:PSG
移籍金総額:3億1000万ユーロ(およそ479.32億円)
サントスでブレイクした後、2013年にバルセロナへ移籍したネイマール。その際には裁判にもなった移籍金の偽装報告問題があったが、実際には8800万ユーロが支払われたとされる。
そして2017年には今なお世界記録となっている2億2200万ユーロでパリ・サンジェルマンへと移籍。この取引は今なお2位と大きな差をつけた最高額のものである。
1位:ロメル・ルカク
所属したクラブ:チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、インテルなど
国籍:ベルギー
現在:インテル(※チェルシーからのローン)
移籍金総額:3億3360万ユーロ(およそ515.81億円)
ルカクはしばしばキャリアの中で意見が分かれる選手であった。プロ選手として素晴らしい得点記録を残しているものの、移籍金を還元するだけの価値があったのかどうかは議論が大きい。
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アンデルレヒトから1500万ユーロでチェルシーに移籍し、2000万ユーロでエヴァートンへ売られ、そして2017年にマンチェスター・ユナイテッドへ。さらにインテルへと移籍して復活し、チェルシーに復帰。そして現在はインテルに貸し出されている。そして、今夏はふたたびインテルに買われるのではないかと言われるが…。