「もののけ姫」大織物、パリに 仏無形遺産、美術館で展示

3月、フランス中部オービュッソンの国際タペストリーセンターで披露された、アニメ映画「もののけ姫」の場面を織ったタペストリー(同センター提供・共同)

 【パリ共同】宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」の一場面を織り上げたタペストリーの大型作品がパリで初公開されるのを前に、内覧会がケ・ブランリ美術館で19日開かれた。20日から8月27日まで展示される。タペストリー制作がユネスコ無形文化遺産に登録されているオービュッソンで織られた。

 オービュッソンの国際タペストリーセンターがスタジオジブリと合意し、宮崎作品から5枚を織る計画のうち、昨年完成した最初の1枚。森の場面を高さ5メートル、幅4.6メートルで再現した。

 「千と千尋の神隠し」の1場面、「ハウルの動く城」の2場面を合わせた計4枚が既に完成。最後の「風の谷のナウシカ」は来年後半に完成予定。

パリのケ・ブランリ美術館に展示された宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」の一場面を織った大型タペストリー=19日(共同)

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