ソウルに実在する地下鉄オクス駅には”何か”がいる ホラー映画「オクス駅お化け」公開決定

韓国のホラーウェブ漫画を原作に、「リング」の高橋洋らが脚本を手掛けた日韓合作のホラー映画「オクス駅お化け」が、2023年10月6日より劇場公開されることが決まった。

「オクス駅お化け」は、大都市ソウルに実在する地下鉄のオクス駅を舞台としたホラー映画。駆け出しのウェブニュース記者であるナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手として、アクセス数を稼ぐため、地下鉄オクス駅での人身事故の記事を書くことになる。取材を進めていくと、被害者以外にも線路に子供がいたという奇妙な目撃談が出てくる。ある目撃者は、取りつかれたように謎の数字を連呼する。事件の真相を追ううちに、2人の周囲では次々とおぞましい変死が起こり始める。

監督を務めるのは、「人形霊」などのKホラーを手掛けてきたチョン・ヨンギ。主演は、韓国で大ヒットしたドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のキム・ボ。N.Flyingのドラマーで、日本テレビのドラマ「君と世界が終わる日に」でも知られるキム・ジェヒョンが共演している。

ティザービジュアルには、「あなたの近くにもいるかもしれない。」という日常に潜む恐怖を表現したコピーが記されている。さらに、中央にはカメラの顔認識のピントが描かれており、そこにいる“何か”の存在が示唆されている。特報では、地下鉄駅の地下道内で、“何か”が向かってくる様子が映し出されており、静寂の中で見えない何かに向き合わなければならない恐怖を誘う映像となっている。

脚本を担当した高橋洋と、チョン・ヨンギ監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■脚本:高橋洋
『オクス駅お化け』の脚本を書いたのは今から5年前。パク・クネ政権末期の頃です。オクス駅はソウルのど真ん中、漢江の近くに本当にある駅で、実際の駅名を堂々と出してホラー映画を作るなんて…と日韓の感覚の違いに驚いたというか、羨ましく思いました。地下深くにある廃駅にも案内されました。映画にも地下鉄の廃駅が出てきますが、あれも本当にあるんです。僕は列車恐怖症で、書いている間、怖くて大変でしたが、そういう苦労が映画から伝わってくれると嬉しいです。いかにも韓国映画らしいエグい展開が待っていますが、実は元ネタは日本で戦後まもなく起こった、あるおぞましい事件です。

■チョン・ヨンギ監督
「オクス駅お化け」は、日本のホラー映画の巨匠である高橋洋さんとのコラボレーションにより製作されました。ほとんど前例のない日韓共同製作で完成したホラー映画「オクス駅お化け」は、韓国と日本のホラー映画の特徴と長所を融合し、日本の皆様にも大いに楽しんで頂ける作品に仕上がったと思います。また、映画に登場する4桁の数字は、韓国で児童を対象とした犯罪事件の日付であり、忘れずに覚えておきたいという思いで慎重に入れました。日本の皆様に映画を楽しんで頂き、そのことにもほんの少し気に留めて頂けますと幸いです。

【作品情報】
オクス駅お化け
2023年10月6日(金)全国ロードショー
配給:松竹ODS事業室
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