ベルギー代表の絶対守護神であるはずのティボー・クルトワがチームから離脱した。
18日に行われたオーストリア戦でケヴィン・デブライネに代わる代理キャプテンに自分ではなくロメル・ルカクが指名されたことに不満だったとされている。
ドメニコ・テデスコ監督は会見でこの件の説明をしたが、クルトワがSNS上で指揮官に反論するなど事態は紛糾している。
『Sporza』によれば、ベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲンはクルトワの一件についてこう述べたという。
「当然だけど自分も驚いた。代表でこれまで経験したことがないものだ。
グループ内でこの件について多くの話が交わされているし、このような決断は何かを引き起こすきっかけになる。
自分ならやらない(離脱しない)。でも、自分は世界最高のGKでもないからね。だからちょっと違う。
国のためにプレーできるのは大きな名誉。
自分もクルトワと同じ状況になったことが何度かある。キャプテンになれると思っていたけれど、なれなかったことがね」
「良いことではないし、名誉を傷つけられるけれど、対処しようとするものさ。
とはいえ、その理由で代表をやめようと思ったことは一度もない。
そんなに深いものだとは知らなかった。もし知っていたら、ティボーとこの件について話し合っていたよ。
彼は世界最高のGKであり、このグループにとって重要な一員だ。彼にはいつもいてもらいたい。
明日の試合が終わったら、全てをクールダウンさせるための時間が数か月ある。
うまくいけば解決法が見つかるかもしれない。(クルトワの離脱は)グループにとって大きな痛手だからね」
9月のEURO予選までに解決することを願っているようだ。
【関連記事】チームから追放されたことがある10名のお騒がせスター
テデスコ監督も同じ思いを口にしているが、一件落着となるのだろうか。